syokunin soul
ある日、早朝掃除を終わらせて居室内に入ると
棟梁が頭を抱えて悩んでいました。
お話を伺うと、どの床材を次に使うかを考えている、と。
ん・・・?
(そこの現場は一階床は檜を使用する為、色味は同じなんです。)
私の頭の中は?で埋まり、
もちろん出てきた言葉は「どゆこと!?」でした。
棟梁曰く、
「小さな節が少しだけある材を使用することになっているから、節がある。
でも自分のコダワリで、少しでも節が出ないようにしたい。
柱に被って切り取れるなら、切り取って、一つでも減らしたい。」
と、と、と、棟梁!カッコ良すぎ!
職人魂を全身で浴び、悩殺寸前の私。
次の瞬間。
棟梁「あー!」
私「どうしました!?」
棟梁「いらん事しゃべってたから、節切ってないがな!」
私「笑」
お叱りの言葉とブログのオチをいただいたので
いそいそと事務所へ帰りました。(笑)
こんな、お茶目だけれども、腕は確かな棟梁たちのおかげで
当社自慢の家は建てられています。
営業見習いN