カビの実験!
今日も暑い1日になりそうですね。
さて、泉田モデルハウスで行っている食パン実験です。
モデルで既にご覧になられた方もいらっしゃると思いますが、水槽をお部屋に見立てて、
左:天然木に囲まれた空間(天井、壁、床すべて無垢材)
中:天井、壁はクロス、床は合板
右:天井、壁はクロス(壁は天井から腰まで)、腰から下の壁と床は無垢材
上記の環境で、8月1日に食パンを置き、コップに水をおいて経過観察すると、一番に真ん中の水槽にカビが生えてきました。
しばらくして、右の水槽にカビがきました。そして10日目、左の水槽にもポツッとカビの点がつきました。
カビ繁殖の量は、一目瞭然ですが、真ん中の水槽は、カビが食パンを覆い、お皿からもカビがこぼれ落ち、大繁殖しています。
カビ菌は空気中のどこにでも漂っているものですが、条件が揃うと広がってきます。
カビ菌の種類にもよるみたいですが、カビが繁殖しやすい条件は主に、湿度と気温と栄養分の3つの条件が揃うと繁殖してしまいます。
カビは、湿度が60%以上、そして、気温が20~30度、そしてホコリやダニ、汚れなどの栄養分、この3つが揃うと活発に活動を行い、カビが繁殖してしまいます。
カビ菌は湿度が60%以下になるとほとんど活動できなくなるので、木に囲まれた空間は、木の調湿効果によってカビが繁殖しにくい空間を形成しています。
除湿機などを使わなくても快適な環境を保てる木のチカラ・・・毎回、すごいなと実感します。
気温の高くなる今の時期、食品の管理にも十分気を付けて下さいね。
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