岡山でこだわりの木造住宅は、本来「木」の性質を活かした家づくりです。

　　

　今回、4月30日（土）、5月1日（日）に家づくり勉強会を行いますが、私にとって重大決断をした初めての経験となった現場である天城へ建築中（構造）の家は、実は昨年１月に棟上げを行い、完成間近まで家造りが進んでいましたが、10月に解体して、新たに立ち上げた家です。

　当社にとっては、新築一棟分の額の損失となりますが、家造りに問題がある真実を知って、施主様の氣持ちを考え、そして、地元岡山県で仕事をしている限り、見て見ぬふりは出来ず、決断しました。

　その問題とは、建築地の地盤調査を行い、軟弱な地盤と分かって大手地盤改良業者の指示の元、地盤補強工事を行った後に、家を建てて行きましたが、完成間近になって職人さんより「この建物少し不同沈下してるのでは？」と、相談があり、検査したところ、約３ｃｍですが、沈下していました。

　即、大手地盤改良業者を呼び、現地チェックと説明を行った末、

「この家が完成後、不同沈下は収まる保証はできるか、保証出来ない時の処置はどうする？」と聞いたところ、

「保証はできないので、建て替えるしかない」との返事。

　即、施主様を呼び説明の上、建て替える事で納得して頂いたが、その後、大手地盤改良業者は、

「建て替える必要はない。沈下も許容範囲」と言い、「裁判する」と弁護士へ依頼して、その後知らん振りとなった故に放っておく訳に行かず、当社が費用を出して再建築となりました。

　今も解決していませんが、施主様の前で言った言葉を「言ってない」と平氣で言う事など、決して許すことはできません。

　一生に一度の楽しさ、喜び、希望いっぱいの家づくりを是非ご覧ください。